万座温泉の歴史

万座温泉の歴史はあまりにも古く、最初の発見が何時、誰によってなのかは明らかになっていない。
ただ、坂上田村麻呂が、万座温泉で鬼退治をしたという伝説が残っているのみである。
熊四郎岩窟からの出土品によって、先史時代には温泉の利用があったといたといわれている。

土器をはじめとする出土品からは、弥生時代には人の住居があったと推測されている。
今から600年前の文献によると、既に現在の場所に「まんざ」という地名の仮住みの集落が
あったことがわかる。仮住みということは、当時、寒さの厳しい万座では越冬できないものと
考えられていたことがうかがえる。

また、400年ほど前には、土地の豪族・羽尾入道が万座温泉入湯の留守中に、
鎌原城主に滅ぼされたという記録があり、既に万座温泉が多くの人に利用される温泉であったことが
わかる。

昔から、豊富な湯量に恵まれ、泉質は20種類を超え、名湯中の名湯といわれていた。
効能も多彩で、昔から呼吸器病や胃腸病、リウマチや皮膚病に効能があるといわれ、
難病を治したというエピソードも数多く伝わっている。

万座温泉の昔の画像

■ 沿革

1562年(永禄五年)
「加沢記」に羽尾入道が入湯の記録。また吾妻八湯の四番目として記されている
1715年(正徳五年)
「万座薬師堂」創建
1764年(明和元年)
江戸の長峰藤吉が「万座温泉を発見」とした文献があるが根拠は乏しい
1765年(明和二年)
長峰藤吉が硫黄稼業を開始
明治初期
田代の橋詰久兵衛が旅舎を建てる
1873年(明治六年)
久兵衛が湯小屋に「日進舘」と名付ける
1897年(明治三十年)
二軒目の宿「常磐屋」を中沢たつが新設
1927年(昭和二年)
「豊国館」開業
1935年(昭和十年)
「大和屋」「松屋」開業
1949年(昭和二十四年)
上信越高原国立公園に指定
1956年(昭和三十一年)
「万座温泉スキー場」営業開始
1963年(昭和三十八年)
「万座温泉観光協会」発足
1977年(昭和五十二年)
万座温泉で「コマクサ祭り」始まる
1987年(昭和六十二年)
万座でスキーをテーマにした映画を撮影
2005年(平成十七年)
嬬恋牧場にてテレビの撮影
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